おりもの

おりものは身体の不調のサイン?生理前におりもののにおいがきつい原因とは?

生理前のオリモノが臭い!そもそも、おりものって何?おりものが存在するのは何で?

細菌から守る自浄作用

おりものは子宮内膜、子宮頚部などから排出されています。外陰部にあるバルトリン腺やスキーン腺の分泌液と交じることもあります。おりものの成分の主成分は血漿で、ピリジン、スクワレン、尿素、酢酸、乳酸、アルコール、グリコール、ケトン、アルデヒドが含まれています。おりものが出る膣の中は弱酸性です。細菌や雑菌の侵入を防ぎ、子宮を守る働きをします。細菌が侵入したりなどして、異常を感知すると、おりものを排出し、外へ出そうとします。

排出されたおりものの色や臭い、量などにより、子宮周りの状態を判断することができます。病気を知らせる役割もありますので、変化を見逃さないようにしましょう。

受精しやすいようにサポートする

おりものは、粘度がある液体です。性交がスムーズに行われるようにする役割もあります。排卵2~3日前から排卵後に分泌するのが、受精をサポートするおりものなるでしょう。ネバーと伸びるような粘度が高くて、ゼリー状のおりものが特徴です。

受精をサポートし、受精卵を包みこんで衝撃から守るため、粘度が高い分泌物に変化するんですね。

おりもののサイクル

おりものには、生理周期のような周期があります。ホルモンの変化で、おりものの状態も変化します。

・排卵期

排卵2~3日前から排卵後まで排出されます。排卵日の目安の1つとされている方もおられるでしょう。半透明のゼリー状のおりもので、よく伸びることから、「のびおり」とも言われています。粘度が高い理由は、精子を卵管までスムーズにたどり着けるようにサポートするためです。

・排卵後(黄体期)

おりものの色は、透明~乳白色に変わります。粘り気がなくなり、サラサラとしたおりものに変化します。臭いはきつくはないですが、生理が近づいたりすると、きつく感じることもあります。

・月経期

月経期は生理の周期です。この月経期でのおりものは、経血と一緒に流れていきます。量は少ないでしょう。月経後、1週間ほど、また、おりものが増えていきます。次に、卵胞期に入ります。

・卵胞期

月経が終わってから排卵まで約7日間あります。排卵期の粘度の高いおりものと違って、乳白色のサラサラとしたおりものです。サラッと出てきますので、気づかないくらいの量が出ます。

生理前のおりものの匂いがきつくなるのは体にどんな変化が起こっているの?おりものが臭い原因とは?

生理前は酸っぱい臭いが強くなる

本来おりものは無臭です。生理前は酸っぱい臭いが強くなります。排卵直前はエストロゲンというホルモンが増え、頚管粘液が増加します。頚管粘液は、精子をスムーズに運ぶようにバックアップし、受精の確率をあげる手助けをします。頚管粘液は、精子を守るため酸性ではなく、弱アルカリ性になっています。

排卵後は、プロゲステロンが増え、逆に頚管粘液が減ります。弱アルカリ性の頚管粘液が減ることで、膣を細菌から守るため、おりものは酸性に傾きますの。この仕組みから、生理前は酸っぱい臭いがきつくなるのは、正常な反応といえますね。

ホルモンバランスの変化

生理前のおりものの臭いがきつくなる要因の一つに、ホルモンバランスの変化があります。ホルモンバランスが変化するのはエストロゲンです。エストロゲンは女性ホルモンで、皮脂量をコントロールするホルモンです。皮脂の分泌量が増えますので、酸化すると、臭いがきつくなることがあります。皮脂が分泌する汗腺は、アポクリン腺です。わきがは「脇」ですが、デリケートゾーンでは「すそわきが」というのがあります。

わきがの臭いを放つアポクリン腺が、デリケートゾーンにも分布しています。アポクリン腺は、汗と一緒に脂肪酸やアンモニアなどが分泌し、常在菌やオリモノと反応し臭いがきつくなります。鼻につく臭いがします。

生理の経血が混じる

生理前のおりものには、子宮から流れ始めた経血が混じることがあります。生理の経血は、最初からどっと出ることはなく、少しずつ量が増えていきます。経血は、膣のなかでは、ほぼ無臭です。しかし、膣から排出された経血は、空気に触れると酸化を始めま、雑菌が増えます。おりものと一緒に混じった経血の臭いで、生理前のおりものが臭く感じるといえます。

おりものの量が多い、匂いが強い。オリモノ臭いの対策法とは?

洗いすぎは逆効果

おりものの量が多くなると、気持ち悪くなりますよね。念入りに洗う方も多いのでは。洗いすぎは、乾燥しますから、臭いが増してしまい逆効果になることも。ボディソープは、アルカリ性で、界面活性剤や化学成分が配合されています。弱酸性のデリケートゾーンには、刺激が強すぎたり、皮脂を取りすぎて乾燥しやすくなります。

デリケートゾーンには、デリケートゾーン専用の石鹸が売られています。赤ちゃんにも使えるほど、肌に優しい石鹸です。臭いを抑えてくれたり、美白美容効果も。生理中にも使えます。デリケートゾーン専用の石鹸ですが、全身にも使え、ワキガや加齢臭が気になる方にも、おすすめ!デリケートゾーンの常在菌のバランスを考えられていますので、菌を洗いすぎることはないでしょう。使い方は、泡立てて、デリケートゾーンを撫でるだけ。ゴシゴシはしなくても、撫でるだけで大丈夫ですよ。

アンダーヘアの手入れをする

おりものの臭いを防ぐ対策に、アンダーヘアの手入れをするといいでしょう。おりものなどがアンダーヘアにこびり付き、湿った下着から臭うことがあります。アンダーヘアを脱毛してもいいですが、生理のときなどのナプキンがすれてかぶれたりすることがあります。脱毛するのはちょっと。という方は、スクだけでいいです。スキバサミで、毛量を減らすだけで、効果テキメン!脱毛したい方は、生理のときは、布ナプキンをおすすめします。

乳酸菌を取り入れる

膣内には、デーデルライン桿菌という常在菌がいます。デーデルライン桿菌は善玉菌で、膣内に細菌が侵入するのを防いでくれます。しかし、疲れやストレス、食事の偏り、睡眠不足などが貯まると悪玉菌が優勢になってしまいます。特に食事の偏りで、腸内環境が悪くなると悪玉菌が増えやすくなります。肌荒れの原因にもなります。悪玉菌が増え、デーデルライン桿菌が弱酸性からアルカリ性に傾くと、生臭い臭いが発生します。

デーデルライン桿菌の善玉菌を保つには、ヨーグルトを摂取するといいでしょう。ラクトバシラス属が含まれているヨーグルトは、糖を吸収し、善玉菌や乳酸菌を増やす働きをします。乳酸菌を増やすことで、デーデルライン桿菌の働きを良好にし、臭いを抑えてくれます。ストレスも、ためないようにしましょう。

おりものの色でわかる病気がある?

白~黄色のおりものの場合

・カンジダ膣炎

おりものの色は、白~黄色です。カンジダ膣炎は、カンジダ菌が増殖して発症します。膣内環境を良好に保つためには、善玉菌と悪玉菌のバランスが必要不可欠です。カンジダ菌は、悪玉菌です。カンジダ菌は、体中にある常在菌ですが、糖尿病や睡眠不足などで免疫力が低下した時や、デリケートゾーンの洗いすぎたりすると自浄作用が低下し、カンジダ菌が増殖します。膣の中がかゆいときは、カンジダ膣炎を疑いましょう。

・クラミジア感染症

おりものの色は白~黄色で、希に黄色の濃いものがでることがあります。男性より女性の方が無症状が多く、感染していることを気づきにくい性病です。感染初期には症状がなく、時間が経つにつれて、腹腔内へ感染範囲を広げ、卵管周囲炎などを起こす危険性があります。不妊症の原因にもなります。

・子宮頸部びらん

おりものの色は、透明~白色です。子宮頚部びらんの特徴は、おりものの量が多いことです。臭いもありません。子宮頚部の皮膚が剥がれ、皮下の血管が透けて見えてしまう症状です。びらんとは、ただれていることをいい、おりものが増えるということです。

黄色~緑色のおりものの場合

・淋菌

おりものの色は、黄色です。黄色のおりもの以外は特に、症状はありません。性行為により感染します。知らないうちに感染していることが多いです。将来、不妊症になる可能性がありますので、早い内に治療しましょう。

・子宮内膜炎

おりものの色は、黄色~緑色です。量は増えます。子宮を包む幕を子宮内膜といい、細菌が感染し、炎症を起こします。炎症が起きているので、黄色や緑色の色がついたおりものが排出されます。発熱を併発することがあります。子宮内膜なの薄い膜に感染すると、急性子宮内膜炎といいます。生理の経血は増える場合があります。自覚症状がないからと言っても、病気です。治療を早くすることが大事です。

・トリコモナス症

おりもの色は白や黄色です。悪臭で泡沫を伴うのが特徴です。トリコモナスという原虫が、膣に感染します。自覚症状はない場合がおおいですが、稀にかゆみや灼熱感があり、膀胱炎も併発することもあります。性的な接触以外でも、共同で使うタオルや浴槽などから感染することがあります。水中に棲息して入トリコモナスに感染することがあるため、性交したことがない女性や、子供にも感染する恐れがある性病です。

・卵管がん

おりものの黄色のサラサラしています。他には、不正出血、下腹部痛があります。卵管は、卵巣と子宮を繋ぐ卵管に出来るがんです。感染初期は無症状で、知らずに進行します。おりもの量が多い時は、卵管がんも病院で調べておきましょう。

灰色のおりものの場合

・細菌性膣炎

おりものの色は、水っぽいサラサラした灰色です。量は多くありません。魚が腐ったような臭いが特徴です。生理後や性交後に強く臭いがします。細菌性膣炎も自覚症状がなく、希にかゆみや発赤や腫れなどが見られるでしょう。細菌性膣炎は、主な性病の淋菌などではない大腸菌や、サルモネラ菌、ブドウ球菌など、ポピュラーな菌に感染していることが判明したときに、診断されます。

茶色のおりものの場合

・子宮頸がん、子宮頚管ポリープ

おりものは茶色~赤で、臭いです。不正出血があります。子宮の入口の子宮頸管の部分にできるガンです。子宮頚管ポリープは、良性の腫瘍ですが、出血しやすく不正出血する原因です。子宮頸がんは、性交による感染症です。100種類以上あるヒトパピローマウイルスの感染状態が長い期間にわたり、進行していく病気です。性交経験があるならば、子宮検診を定期的に受けることをおすすめします。

・子宮体がん

おりものは茶色です。自覚症状が無い場合が多く、初期症状の不正出血がおりものに混じることがあります。子宮内膜にできるガンです。不正出血があり、すぐに受診すれば早期発見が期待できます。たかが不正出血と思うと、進行し発見が遅れることもありますので、早めに検査をしましょう。子宮がん検診は、子宮頸管までの検査であり、子宮内膜のガンまで調べている訳ではありません。生理以外の出血を見逃さず、小さなことでも気になる場合はすぐに病院へ行きましょう。

おりものは身体の不調のサイン?生理前におりもののにおいがきつい原因とは?まとめ

いかがでしたでしょうか。おりものには、普段から多い人や少ない人がいて、分泌量には個人差があります。普段からおりものをチェックをして、変化を見ておきましょう。性病はコンドームを使うことで、予防できるものが多いです。女性は、自分の体を守るため、使用することが大切です。

水っぽいサラサラとしたおりものが特徴の他の病気は、子宮筋腫があります。子宮筋腫は生理が重いのも1つの症状です。長い期間、量が多い場合は注意しましょう。臭いの対策には、綿の下着にかえることもおすすめです。中には、家にいる間、下着を付けない方がいいというかたもいます。下着の締め付けによる蒸れも、おりものの臭いをきつくする要因です。通気性を良くすることが大切です。まずは、下着選びから始めてみて、改善策を増やしていきましょう。