デリケートゾーン

知っておきたい膣カンジダの治療薬、種類と使用上の注意

膣カンジダになった時の治療薬の種類は?

膣カンジダは陰部にカンジダ菌が異常増殖し、炎症・強い痒み・痛み・白色化したおりもの・発酵臭が強くなるなどが起きる感染症になります。

膣カンジダに感染し、治療せずそのまま放置しておくとデメリットが起きてしまいます。
・男性や赤ちゃん・こどもなどの相手にも感染してしまう。
・不妊の原因、陰部以外にも皮膚にカンジダ菌がうつり自分自身感染が酷くなってしまう。

原因菌であるカンジダ菌は体の中にいる常在菌であるため、誰でも保菌しています。
健康であれ感染症を発症することはありませんが、疲労やストレス・ホルモンバランスの乱れなどがきっかけでカンジダ菌が異常増殖し、炎症や痛みなどを引き起こしてしまいます。

膣カンジダの辛いところは、痒みです。
体の中で一番皮膚層が薄く、高温多湿になりやすいデリケートゾーンにかゆみが起きてしまうと
下着が少し擦れるだけで我慢できない強いかゆみを引き起こしてしまいます。

陰部に起こる感染症のため、実は病院での受診を嫌がる人もたくさんいます。
そして性交後に性交痛やかゆみを感じてしまうと、性病ではないか?感染してしまったら治らないのではないか?と疑ってしまう人もいることは事実です。

しかし膣カンジダの発症原因は体の免疫力低下による「自己感染」がほとんどで性病ではありません。
体の異変を感じ、すぐに治療を開始することによって治すことのできる病気です。

ここでは膣カンジダに使われる治療薬の種類と使い方を紹介しています。
膣カンジダを治療する際に使用される治療薬はどんなものがあるのか?
治療薬を使うことによって気になる副作用はおこるのか?
「あれ?なんか怪しいぞ?」
と、感じるようになったら膣カンジダになっている可能性も。
早めに治すためには、どんな治療薬を使うのがベストなのか?を考えていきましょう。

膣カンジダの治療薬はどこで購入できる?

膣カンジダの症状が出始めたら、初回は病院への受診をおすすめします。
なぜ初回は病院へ受診した方がいいのか?
初めて膣カンジダになってもカンジダ菌に効く市販薬でも対処できないのか?
という疑問が出てくる人もいると思います。

理由は2つあります。
・おりものの分泌量増加や色の変化も膣カンジダの症状になっています。
特に陰部は自分で直視して確認しにくいため、自己判断がしにくい病気の1つになります。
実際に医師におりものを採取して貰い、顕微鏡で観察・検査して貰うことによって膣カンジダの有無を調べてくれます。
膣カンジダではないけど、似たような症状をもつ膀胱炎になっている可能性もあるため症状をはっきりさせるためにも病院への受診をおすすめしています。
・膣カンジダの症状が酷い場合は通院という形になりますが、膣洗浄を行ってくれたりデリケートゾーンのケア法も教えてもらえます。
特にホルモンバランスが乱れ、免疫力が低下しやすい生理中・妊娠期・出産期は膣カンジダを発症しやすいため早めの処置が重要になってきます。
再発しても市販の治療薬を上手に活用すれば、短期間で治すこともできる病気です。
膣カンジダの症状・治療・ケア方法は知らない人がとても多いので、悪化させないためにも産婦人科や婦人科へ受診することが大切になってきます。

病院で使用される膣カンジダの治療薬

病院で行われる膣カンジダの治療薬は主に「イミダゾール系」の抗真菌薬を使用しています。
これは炎症やかゆみ・痛み・悪臭を引き起こしているカンジダ菌の数を減らし、正常化させることを目的としている治療薬になります。
治療薬は全部で3種類あります。
【膣錠】
膣洗浄を行った後に膣の中に挿入する錠剤の治療薬になります。
クロトリマゾール・ミコナゾール・イソコゾール・オキシコナゾールが膣錠になります
1日1回膣へ挿入し、1週間経過使用し治療経過を観察します。

しかし忙しくて1日1回膣錠を入れることができないという人にも効果は弱くなってしまいますが
イソコゾールやオキシコナゾールは週1回の挿入でも大丈夫な治療薬になります。

【軟膏・クリームなどの外用剤】
膣錠に比べて効力は弱くなってしまいますが、炎症・かゆみが起きている部分に1日2~3回塗るだけでいいという治療薬もあります。
クロトリマゾール・ミコナゾール・エコナゾール・オキシコナゾールがあります。

【内服薬】
患部となる陰部に治療薬を挿入・塗布するのではなく口から服用できるカンジダ治療薬もあります。
内服薬単体で治療することは効力が弱すぎるため、どうしても膣錠や軟膏・クリームなどと併用しながら使用することが多い薬になります。
フルコナゾールが内服薬であります。

病院で受診することのメリットは3つあります。
・実際に医師が治療に診てくれる。
・膣カンジダを治療するにあたって、ケアの方法・再発した場合の対処法を教えて貰える。
・治療薬の使用法を説明してくれる。
特に膣カンジダに初めてなってしまった場合は、治療薬の使い方やケアの方法が分からないことが多いです。
膣カンジダを早い段階で適切に治療することが、とても大切になってきます。

市販で購入することができる膣カンジダの治療薬

最近ではカンジダ症の治療薬をドラッグストアや通販で購入することができるようになりました。
初めて膣カンジダになった場合は病院に受診することが一番ですが
膣カンジダは免疫力が低下すると再発してしまう感染症のため、症状が現れだしたらすぐ治療できるようにしたいですよね?

カンジダ治療薬を市販で購入することができるメリットは2つあります。
・忙しくても、膣カンジダの症状が出始めたら治療を始めることができる。
・カンジダ治療薬を病院で受診するより安価で購入することができる。
病院で受診すると内診・検査・治療・薬代すべて含めると1万近くかかる場合がありますが、市販薬を利用したカンジダ治療は高くても5000円以内で購入することができます。

市販薬の種類は病院で処方される『膣錠・軟膏・クリーム(外用剤)・内服薬』になります。

膣カンジダの薬を市販で購入する際の選び方はカンジダ菌を殺す成分が配合されているかどうかを確認しておく必要があります。
イコナゾール・オキシコゾール・クロトリマゾール・ミコナゾール・ナスタチンなどになります。

現在市販で出ているカンジダ治療薬は5種類になります。
・メディトリートクリーム
・フェミニーナ
・エンぺシド
・オキナゾール
・メンソレータム

カンジダの治療薬を手軽に購入できる
購入の際に注意しないといけないことが1つあります。
カンジダ市販薬は「第1類医薬品」になっているため、手続きが必要になります。

主な確認項目は以下の通りになります。
・使用中の医薬品の有無
・症状または使用目的
・妊娠や授乳の状況
・医薬品の副作用経験
・かかっている疾病の有無
・その他、質問の有無

妊娠・授乳期間の際に市販薬を使用する際は、薬剤師に相談することをおすすめします。

膣カンジダを悪化させる治療薬があるってホント?

陰部に発症する膣カンジダは、体の一番皮膚が薄く炎症が起きている間は少しの下着の擦れでも強い痒みを感じてしまいます。
膣カンジダを疑わず、一刻も早くかゆみを取ろうと別の薬を使ってしまうこともあります。

実は膣カンジダ専用の治療薬を使わず
別の薬を陰部に使ってしまって悪化してしまうこともあります。

どんな薬が膣カンジダを悪化させてしまうのでしょうか?
【ステロイド】
一般的なかゆみ止めのステロイドですが、陰部に塗ってしまうと刺激が強すぎて必要な菌を殺してしまいます。
菌のバランスが崩れてしまうと、一気に雑菌が増え更に炎症・かゆみを悪化させる要因になります。
【オロナイン】
虫刺され・ニキビ・やけどなどにも使えるオロナインですが、ステロイドと同じように陰部には刺激が強すぎてカンジダを悪化させる要因になってしまいます。
【ピル】
避妊薬として服用されるピルですが、ホルモンに影響を与えるためホルモンバランスが乱れ抵抗力が弱まってしまいます。
ホルモンバランスの乱れはカンジダ菌の異常増殖する要因になるため、カンジダ治療中は服用しないようにしましょう。
【ビオフェルミン】
免疫力を高め、カンジダ菌を鎮静化させる目的で乳酸菌を取り入れるためにビオフェルミンを膣に入れてかゆみを緩和させようとする場合もありますが、効果はありません。
乳酸菌は単体では効力はなく、エサとなるオリゴ糖がなければ働きません。
普段は口から服用するタイプの薬になるため、膣に入れても意味がありません。

常在菌であるカンジダ菌の数を減らし鎮静化させることができるのは、カンジダ専用の治療薬になります。
症状に適応していない治療薬を使用してしまうと、悪化させてしまうこともあるため専用の治療薬を遣うようにしましょう。

膣カンジダの治療薬、副作用と使用上の注意

カンジダ菌は真菌(カビ)の一種で抗生剤の様に滅菌せず、抗真菌剤であるカンジダ治療薬は他の菌にあまり影響を与えず真菌のみを減らす効果を持っています。
真菌を減らす以外は体に負担はかかりにくく、目立った副作用がないと言われています。
しかし他の服用(使用)している医薬品がある場合は、副作用が出る場合があります。
また妊娠中・授乳期間中は服用(使用)できない場合もあるため、使用する前は必ず医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

膣カンジダの治療薬、種類と使用上の注意 まとめ

・膣カンジダは炎症・かゆみ・痛み・おりものの変化を感じるようになったら、治療薬を使うことによって早く治る病気である。
・治療薬の購入は病院で受診し、薬を処方してもらう方法と、通販で市販薬を購入する方法の2種類がある。
・カンジダ治療薬の種類は膣錠・軟膏・クリーム・内服薬の3種類である。
・市販で販売されている治療薬は抗真菌剤が入っているかどうかを確認する必要がある。
・膣カンジダの治療は専用の薬を使わないと、かえって悪化させる危険性がある。
・副作用は出にくくなっているが、他の薬との併用・体調の変化によって使えない場合もあるので医師・薬剤師と相談して使うようにすること。